top of page
執筆者の写真はぶ よしひろ

2種類の共感①

「共感する」という言葉は日常的によく聞きますね。私たちカウンセラーが大切にしているものでもあります。細かく分けると無数にありそうですが、今回は大きく分けて2種類の共感について書きます。


1種類目の例はこんな感じ。


Aさん「昨日、彼氏と別れた。めっちゃつらい」

Bさん「え?そうなん?それはつらいわー。私も去年彼氏と別れた時は3日間何も食べずに引きこもったもん」

Aさん「へーBもそんなことあったのね。昨日急に別れようって言われて・・・もうどうしていいやら」

Bさん「おんなじー!とりあえずパニクったよね。え?なんで?なんか私悪いことした?って」

Aさん「そうそう。でも何にも思い当たらないんだ よねぇ・・・」

Bさん「そっかー私の時はその場で聞いたからすぐ理由わかったけどね。つらいねぇ」


そして2種類目はこちら。


Aさん「昨日、彼氏と別れた。めっちゃつらい」

Cさん「え?そうなん?なんで?」

Aさん「わかんない。ここ1ヶ月ほど会話減ってた気がするけど、昨日、急に別れようって・・・」

Cさん「どんな彼氏さん?」

Aさん「優しくてね、純粋なんだー。初めて手を繋 いだ時なんかね、真っ赤になって変な動きになってた。あー思い出したらまた泣けてきたよーばかー」

Cさん「ごめんごめん。そっかー。優しくて純粋な彼氏なのに、急に別れを切り出されたんだね。理由もわからないままだし、それはつらいねぇ」


いかがでしょうか?どう違いますか?良い点はありますか?悪い点はありますか?

次の記事で私の考えを説明したいと思います。

閲覧数:31回0件のコメント

最新記事

すべて表示

2種類の共感②

先ほどの記事の2つの例、 実は1例目は日常でよく出会う「共感」です。 そして2例目は私たちカウンセラーがよく使っている「共感」です。 しかし、どちらも間違いではないし、どちらの方が良いということも一概には言えないかなと思います。 まず1例目のBさん...

大人の発達障害②

発達障害者とそうでない人はどう区別されるのでしょうか。専門家には他にも様々な指標がありますが、「本人または周りが困っているか」が重要です。 発達障害傾向が薄くても、自分に否定的で、何をやっても上手くいかないと悩んでいる人は、発達障害と認められることで様々な援助を受けやすくな...

大人の発達障害①

近年、「大人の発達障害」という言葉が随分広まったように思います。しかし、どういうものかと言うと中々説明が難しく、よくわからない方もいらっしゃるのではないでしょうか。そこで今回は「大人の発達障害」について書いてみます。 発達障害と一口に言っても、知的障害、自閉スペクトラム症、...

Σχόλια


bottom of page